離婚調停の「あるある」体験談|マリッシュ再開準備室
- 2026.06.24
- 再出発準備
「離婚調停」と聞くと、なんだかものものしくて、ドキドキしますよね。
でも、経験した方に聞くと「あれ、思ってたのと違った……」という声が、たくさん。この記事では、いろいろな方から寄せられた調停の“あるある”を、ちょっとコミカルにご紹介します。これから臨む方の、肩の力がふっと抜けたら幸いです。

📑 もくじ
あるある1:気合いの喪服で行ったら、私服でよかった
― 40代・女性
「家庭裁判所」。——この“裁判所”の三文字に、すっかりビビっていました。映画やドラマで見る、あの荘厳な法廷をイメージして、「ちゃんとした格好で行かなきゃ!」と。クローゼットの奥からスーツを引っぱり出したものの……入らない。数年分の貫禄が、ウエストに。
やむを得ず、唯一きちんと見える喪服で“正装”して、いざ出陣。ところが通されたのは、どこにでもある普通の会議室。受付では「お洋服は普段着で大丈夫ですよ〜」とにっこり。そして現れた調停委員さんは、クールビズのポロシャツ姿。……私だけ、お葬式でした。
あるある2:調停委員、おばちゃんだった
― 30代・男性
「調停委員」と聞いて、僕が勝手に想像していたのは——黒い法服を着た、いかめしい裁判官。法律を盾に、ビシバシ裁かれるのかと、内心ガチガチでした。
実際に出てきたのは、近所にいそうな、穏やかなおばちゃんとおじちゃん。えっ、この方たちが? と、いい意味で拍子抜け。あとで知ったのですが、調停委員は、必ずしも法律の専門家ではなく、一般から選ばれた“ふつうの人”なんだそうです。法律でズバッと裁くというより、双方の気持ちに寄り添って、歩み寄りを促してくれる感じ。良いのか悪いのかは人によるのかもしれませんが、僕にはむしろ話しやすかったです。
調停委員って、どんな人?
調停委員は、男女1名ずつの計2名がペアになり、中立の立場で、申立人と相手方の話を交互に聞いていきます。法律の専門家とは限らず、社会経験豊かな一般の方から選ばれることも多く、いわば「話し合いの仲介役」。どちらかの味方をするのではなく、双方の言い分を聞いて、合意点を探ってくれる存在です。
あるある3:合意してたのに、めちゃくちゃ時間がかかる
― 50代・女性
我が家は、お互い納得ずくの円満な離婚。だから、「1回か2回、話せば終わるでしょ。1か月くらいかしら?」と、軽く考えていました。
——甘かったです。調停は月に1回ペース。1回あたり2〜3時間。書類のやりとりや確認を重ねていくうちに、月日はどんどん過ぎていきました。揉めていない私たちですら、これ。「え、揉めてなくてもこんなにかかるの……?」と、正直しんどくなりました。
調停委員さんいわく、本格的に揉めるご夫婦だと、年単位になることも珍しくないのだとか。気が遠くなりました。離婚って、決めてからもこんなに長い道のりなんだ……と、しみじみ。
あるある4:いざ離れたら、案外寂しかった
― 40代・女性
離婚を切り出したのは、私のほうでした。気持ちはもう固まっている——そのつもりでした。うちは別居をせず、いきなり調停へ。だから、調停が始まると同時に、相手とは離れて暮らすことになりました。
ところが。いざ相手のいない生活が始まってみると……別れてみたら、案外、寂しいものでした。あんなに「もう無理」と思っていたのに。誰もいない部屋の静けさに、ふと「あれ、私、本当に離婚したかったんだっけ?」と、気持ちが揺れたんです。
今、心から思うのは——「こんなことなら、いきなり調停じゃなくて、まず別居を選んで、考える時間を作ればよかった」ということ。離れて暮らしてみて初めて、わかることもあった。それを確かめてから決めても、遅くなかったのに。
「思ってたのと違う」その先に
喪服で浮いた人、おばちゃんに拍子抜けした人、想像の何倍も時間がかかった人、いざ離れて気持ちが揺れた人。——調停は、本当に「思ってたのと違う」ことだらけのようです。
でも、共通して言えるのは、身構えていたほど“怖い場所”ではないということ。調停委員さんは、ちゃんと話を聞いてくれます。わからないことは、その場で聞けば教えてくれます。だから、これから臨む方も、どうか気負いすぎないで。普段着で、深呼吸して、一歩ずつ。そして——進む前に一度、自分の本当の気持ちを確かめる時間も、どうか大切に。
どんな道を選ぶとしても、選ぶのは、あなた自身の意思です。
次の一歩を考えるためのページを、用意しています。気になるほうから、のぞいてみてください。
▶ 離婚を検討されている方へ
別居・調停・お金のことまで。後悔の少ない選択を考えるための情報をまとめています。
▶ 離婚しないという選択
立ち止まって考えてみる時間も大切。思いとどまった人たちの体験談や考え方を集めました。
気負わず、でも焦らず
身構えていたほど、怖い場所ではありません。
進む前に、自分の気持ちを確かめる時間も、大切にしてくださいね。
※本記事の体験談は、複数の方のよくあるエピソードを一般的な形で再構成したものです。特定の個人の事例ではありません。手続きの詳細や最新情報は、管轄の家庭裁判所などでご確認ください。